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価値最大化の原理とは?(2010年3月16日記述) → 価値最大化という考え方は如何なるものか?
価値最大化の原理は人類史上最も重要な発見である!(と、私は主張する)
人は価値最大化の原理を見いだした時に原則発見者(価値最大化の原理を発見した者)となるものであると言える。
つまり、原則とは『価値最大化の原理を促している本体』であるため、
価値最大化の原理を世の中から見いだすことで、初めて人は原則の発見者となるのである。
また、あらゆる世界は『価値最大化の原理を基盤として成り立っている世界モデル』として捉えることができる。
これによって、あらゆる物事をシンプルに捉え・考えていくことができるようになる(原則は思考の中で利用することができる)。
ところで、最も重要な発見である価値最大化の原理であるが、表だっては原則を前面に出し続けてきている。
というのも、まずは世界の原理と言うべき原則の概念を先に伝えていくことが
価値最大化の原理を理解する前に、その手順として必須であるからである。
また、原則の概念自体を理解することは難しいことではない。
理解しようとする姿勢さえあれば、誰もが理解していけるものである。
そして、(逆説的に聞こえるかも知れないが)実のところ多くの人にとっては価値最大化の原理そのものはあまり画期的には思えないかもしれない。
そのような人達には原則という概念、そしてそこから導かれた考え方(原稿の内容のようなもの)の方がよほど参考になるものと思われる。
というのも、価値最大化の原理そのものは、全ての考え方・物事の骨組み(基盤)になるものだからである。
骨組み自体は拍子抜けするくらいにとてもシンプルなものであり、それ自体は「何それ?」とも言わんばかりの代物だからなのである。
例えば、ここにアインシュタイン方程式を紹介してみよう。
(Wikipedia:アインシュタイン方程式より)
この単純な方程式によって宇宙の仕組みが示されているのだが、通常この式だけを見せられても何も理解することができないだろう。
確かにこの式は宇宙の仕組みを表しているのだが、この方程式を解析していかなければ、その実体は見えてこないのである。
つまり、通常我々が目先の利益として欲しているものは、目の前で起こっている問題を解決するための手段なのである。
それは答えを求めるための方程式ではなく、答えそのものを手っ取り早く欲しているということである。
価値最大化の原理は問題に対する答えそのものではない。あらゆる物事の根底に潜んでいる原理なのである。
つまり、価値最大化の原理を理解していても、欲している答えそのものがすぐに得られるとは限らないということである。
通常問題を解くためには、その問題が起こっているシステム全体を理解しようとする。
そしてシステムを理解していくことで、問題を解決するための手段を自ずと見いだせるようになる。
価値最大化の原理は物事を支配している原理なのであって、それ自体が答えであるわけではない。
だが、価値最大化の原理を見いだすことによって、最も理に適った方法で物事を進めていくことができるようになるということなのである。
例えば、要領の良い人間というのは、同じ時間で他の人間よりも多くの利益を上げることができる(例:少ない勉強量で多くの学習成果を上げる)。
同じ経営資源(人・もの・金など)を使っても、他の人間よりも多くの利益を上げることができるのである(いわゆる経営の天才)。
これは、要領の良い人間というのは効果的に物事を営んでいるからであると言える。
実は、この世の中には物事の効果性を支配している法則があり、それを生み出しているのが価値最大化の原理なのである!
(パレートの法則(80:20の法則)は、その一部分が現れている現象に過ぎないのである。)
数々の経営の天才を分析してみれば、彼らは価値最大化の原理に沿って経営をしているだけであったことが判明する。
逆に言えば、原則掌握者(価値最大化の原理の体得者)となることで誰もが経営の天才になることができるのだ!
まとめてみると、価値最大化の原理に則って進むことで、
あらゆる物事に起こる問題を解決していくことができるという万能の方法論の元になるものを今回見いだしたということなのである。
この世界は価値最大化の原理によって支えられていると言える仕組みになっていたということなのである。
言わんとすることが理解できただろうか?
価値を正しく最大化させていくためには、 価値最大化の原理に沿って物事を展開させていく必要があったのだ!
言い換えれば、それが原則に従って行動するということになるのである。
『雑記(もう一つの例として)』
とある料理のレシピがある。
しかしそのレシピだけでは、どんな食感・味わいなのかは分からない。作ってみて、食べてみて、初めて分かるものである。
だが、料理通にでもなってくれば、レシピから食感・味わいまでをおおよそ想像することができるようになっているかもしれない。
価値最大化の原理についてもこれと同じことが言える。
その内容はあまりにも単純なのだが(レシピに相当)、単純すぎるがゆえに、その内容を伝えてもあっけらかんとされてしまうことが予想される。
そのために、私は世界の原理としての原則という概念から伝えていくことで、価値最大化の原理を別の形で表現しようと考えたのである。
それなりの理解力を持っている人であれば、原稿の前半部&後半部を読むことで価値最大化の原理を自ずから見いだせるだろう。
前半部では原則の概念、後半部では価値最大化の原理を見いだせるよう配慮している。
これらを見いだそうとすることは、
宇宙を理解していくことでアインシュタイン方程式を導出すること、完成された料理を見本にそのレシピを作成することに値する作業と言える。
原稿の中で紹介している広い世界をのぞいていくことで、原則モデルを自らの中に作り上げていく必要があるのである。
たかが価値最大化の原理、しかしそれを言葉で伝えるためには、あのような分量の原稿となったのである。
今後は原則本2として、価値最大化の原理をイメージを用いてシンプルに表現したいと考えている。
しかし、やはりその内容は単純すぎるため、意味が分からないという声が上がることを予想し、先にこういう形でその存在を示そうとしたのである。
原則発見者の頭の中にある原則モデルは非常にシンプルなものである。
シンプルなものであればあるほど使い勝手が良いものである。
おそらく宇宙の原理とも言える原則は、宇宙最強の思考法になると言えるだろう。
だからこそ、人生最大の発見であると言えるのである。
もっとも、これらのことを理解していれば、単純すぎてそれ自体の意味が分からない原則未発見者であったとしても、
「ああ、本質はこんなもんなんだな!」と、納得することはできるだろう。
この価値最大化の原理によって初めて理想的な経営が行えるようになるのである。単純だからと言って侮ってはいけない。
しかし繰り返しになるが、そんなにも重要な価値最大化の原理そのものは、非常にシンプルすぎる代物なのである。
・・・いや、よくよく考えてみれば、偉大な発見というのは全てシンプルな法則・原理ではなかったか!?
価値最大化という考え方は如何なるものか?
・原則スレッドより2010年2月6.7日の書き込みから
その結論(『世界の原理であり、あらゆるものの価値を最大化させようと促していくもの』)はある意味「原則」の定義に過ぎないのです。
そのような概念の存在を、この世界から発見できる可能性を見いだすことのできた人が原則理解者であるということです。
そして原則発見者・掌握者となることで、
「原則」によって成り立っている"価値最大化の原理"を現実社会に応用することができるようになるということです。
そのときに初めて"価値最大化の手法"を手に入れたと言えるようになるのです。
"価値最大化"を行っていくためには、どうしても「原則(の性質)」を利用する必要があるのです。
「原則」の定義は分かりましたよね?
>『世界の原理であり、あらゆるものの価値を最大化させようと促していくもの』
つまり、「ある価値」、「ある価値」、「ある価値」・・・・・・ではなく、「あらゆるものの価値」を増大させていく必要があるのです。
しかしながら、現実的には資源(人・もの・金・時間など)は有限です、
どうやってその有限の資源を使って、最大の成果を出すのか?ということを常に考えるのです。
「ある価値」だけにしか目を向けないと、トータルとしたの価値(経営の原則を基準とした価値)の最大化ができません。
つまり、有限の資源を使って、最大の効果を発揮させるために「原則」が必要になってくるということです。
これが「価値最大化」の考え方の基本です。
原則に興味を持って頂けましたら、
原稿前半部、conclusion、原稿後半部へと読み進めて頂けると幸いです(後半部は現在まだ公開していません)。